印象派再考

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」六本木・国立新美術館。

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ふと、展覧会フライヤーを眺めていて、ささやかな疑問がわき起こりました。
タイトルの「至上」という言葉、広告表現ではNGWord。さらにルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』のキャッチコピーが「絵画至上、最強の美少女(センター)」、
セザンヌの『赤いチョッキの少年』は、「セザンヌ、奇跡の少年(ギャルソン)。」
「最強」も「奇跡」も何を持ってそう言い切れるのか。まあ景表法と関わりもない美術の世界だから赦されるのかしらと、しかし決して至上の印象派展ではなかったのですが・・・。(個人の意見です)
因みに、最近一番興奮した印象派展は、2013年の三菱一号美術館の「奇跡のクラークコレクション」。こちらは「奇跡」に納得する質の高い、珠玉の作品揃いで、特にモネとルノワールの作品の美しさにただただ圧倒され、友人がいるのも気にせず涙が溢れたものでした。もしかしたら友人も泣いていいたかもしれません。

閑話休題、ドイツ人でスイスに移住した実業家・ビュールレ氏のプライベート・コレクションで、2020 年、チューリッヒ美術館への移管を前に、日本で全貌を見られるのは多分最後の機会。公開される約半分は日本初公開。

過去に何十回となく世界の名だたる美術館所蔵の印象派展を鑑賞し、名画に感動してきて、今回もまた興味深い作品はたくさんありました。
ゴッホの『日没を背に種まく人』は、ゴーギャンと浮世絵の影響を受けたという希有な構成で、先月出かけたブリューゲル展で、ミレーが影響を受けたブリューゲル作の『種まく人』が展観されていたのを見たばかりで、ブリューゲル・ミレー・ゴッホが繋がり不思議な感動が。
同じくゴッホの『マロニエの花』が一等印象に残りましたが、既に精神を病んだ晩年のゴッホの、描きたいという強い意思が伝わってくる、筆致の一筆一筆にも迷いがなく、そして、きっと病院の庭に咲いていたであろうマロニエの、あまりの美しさが切なく胸に迫る作品でした。

会場の最後の一部屋に飾られた初公開のモネの『睡蓮』の大作。撮影OKでしたがあえて写さず、ただ、むかしパリにて朝一番にひとり鑑賞したオランジェリー美術館のモネの部屋の記憶が蘇えり、しばし陶然としてしまいました。

4 responses to “印象派再考”

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