「土門拳記念館」酒田市。
ロケ&取材で訪ねた山形。カメラマンとデザイナーらとともに、憧れの土門拳記念館に立ち寄ることに!
草月流の前家元と親しかった土門拳(1909~1990)。そのお陰で一番弟子の藤森武先生から花の撮影法などのワークショッブを受けたことも。土門の写真展は最近開かれることが少なくなりましたが、百貨店で開かれたものは、ほぼ全て出かけていたと思います。写真集『女人高野室生寺』は今も宝もの。
池の汀に建つ谷口吉生設計のモダンな建物。秋麗の昼下がり、対岸の薄の穂はやわらかく揺れ、それは穏やかでした。
美術館の開館に際して、親交の深かったGデザイナー亀倉雄策はポスターを手掛け、イサム・ノグチは中庭に彫刻とベンチを、勅使河原宏家元は庭園とオブジェをそれぞれに寄贈され、それは美術館の芸術的趣を高めたとか。
今年は土門拳没後25年。好きなものだけを撮ることを信条とした土門は、きらいなものはいくら金を積まれても撮らなかったそうです。土門といえば古寺、その中でも“ぼくの好きなもの”として挙げている三仏寺投入堂や薬師寺三重塔、薬師寺東院堂聖観音などを中心に、昭和37(1962)年、53歳で開眼したやきものや古来よりの伝統文化を写し取った作品など、土門のまなざしに吸い寄せられた“好きなもの”の数々が展示されていました。
さらに奥の部屋には炭坑の子どもたち。昭和初期の暮らしの営みが鮮やかに切り取られ、その部屋の先に宏家元の作庭が広がっているのを見つけ、暫し対峙。鬼籍に入られた人々が遺していったものに触れ、往時のことに想いを馳せ、自己の才能のかけらの活かし方を考えずにはいられませんでした。
美術館の隅に、投句箱というものが設置されていたので、1句残して参りました。
秋あかね仏師をおもふ大写真 遊子
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