志村ふくみというほまれ

「小野元衛・志村ふみ 兄妹展」軽井沢・ルヴァン美術館。

2013年に鎌倉の神奈川近美で開催された「小野元衛展」が、再び開催。今回は、志村ふくみさんとの兄妹展として、それも、おふたりの若き魂と感性をf育んだ文化学院所縁の軽井沢のルヴァン美術館にて。

秋桜が風に揺れる小道の奥にある白い美術館の、英国コテージ風の造りの瀟洒な佇まいの建物は、大正10年に設立された東京の文化学院の校舎を再現したもの。設計は、設立者西村伊作で、白樺の木造建築が安らぎとモダンな雰囲気。

緑につつまれた庭園には、白樺や櫟井の木が枝を広げ、秋薔薇が可憐に花を香らせています。

美術館の入口脇の部屋には、西村伊作氏の作品群があり、そこからは当時の自由な校風が伝わってきました。初めて拝見した西村氏のお写真の、その端正な姿には少々ときめくとともに、若き日のふくみさんの気持ちにも思いをはせてみたりするのでした。

本衛さんの作品は、やはりニコライ堂を描かれたものが鮮烈です。まるでパリの教会を描いたようなパッションを感じる大胆なデフォルメに、若き画家の迸るような情熱を感じます。私も、ニコライ堂にはよく行っていたころがあり、愛着があるせいかもしれませんが。

志村先生の展示室には、3点のお着物とさまざまな植物から色を戴いた糸や、ゲーテの色彩論、機織機もあり、VTRでは、お仕事をされるお姿とともに、染色へのフィロソフィも語られていました。

★本日は、特別に志村ふくみさん・洋子さんとともにスカーフを染めるというワークショップがあり、参加。

爽やかな昼下がり、既にスタッフの方々がご準備くださった薔薇と櫟井の木の染料のなかに白い絹のスカーフを浸して染めるのですが、私は親しくなったKさんと薔薇を選びました。Kさんは京都のアルスシムラに通われていたという方。

染料に浸し、絞って光と風に当て、温度を少し上げた液に浸し、また絞って風と光に、さらにもっと熱い液に・・・を3度繰り返し、次に鉄の媒染液に浸して色止めをして、最後にまた染料に浸け、水ですすいで絞って干します。薔薇の液はローズヒップティーのように香りが立ち、飲みたいくらい美味しそうでした。

櫟井の液はサーモンピンクに、薔薇は茶色がかった深い紫になりました。ふくみさんが「薔薇って、こんな色になるのねえ」と、おっしゃったくらい不思議な色です。

スカーフが乾くまで、参加された20人とスタッフの方とで、ふくみさんと洋子さんを囲み、自己紹介タイム。それぞれがふくみさんへ、染色へ、自然素材へ、熱い思いを語られました。終始、ふくみさんが笑顔でいらして、それがたまらなく嬉しいのでした。

きょうは敬老の日で、ふと思いついたささやかなプレゼントを差し上げましたら、とても喜んでくださいました。

お帰りになるとき、駐車場の椎の木から落ちた団栗に嬉々とされ、私の手のビニール袋を悪戯っぽくご覧になられたので差し上げますと、本当に嬉しそうで、子どものように可愛らしかったです。

軽井沢の団栗で染めた糸で織ったお着物は、どんな色になったのか、想像するのも楽しいことです。

250921

4 responses to “志村ふくみというほまれ”

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