建築家の視線の先

「丹下健三が見た丹下健三〜1949-1959〜」乃木坂・ギャラリー間。

今回の展覧会で、丹下先生と祖母の命日が同じことを知りました。先生の聖マリアンヌ教会でのお別れ会には出席していたのに、不思議な気分。式は荘厳な教会の空間の下、多くの人と、天皇陛下より下賜された祭粢料をのせた三方、草月流による献花の華やかさが印象に残っています。

戦後日本を代表する建築家 丹下健三(19~2005)が亡くなられて10年。今回の展覧会は若き日の丹下先生を知る興味深い内容でした。時代を1949年から1959年とし、1952年の処女作『広島平和会館原爆記念陳列館』のプロジェクト開始から、1958年の『香川県庁舎』感性の短い間にシフト。展覧会は、丹下先生自らがライカで撮影した35㎜フィルムのコンタクトシートを拡大鏡で覗くという行為で成立します。

灰塵と化した日本の再興を願う若き建築家の情熱、思考、構想、野望を、小さなコンタクトシートから垣間見るようで、また、初の外遊の様子や、桂離宮、龍安寺、インドのチャンディーガーデン、私的なスナップも含まれ、先生の好奇心、プライベートな視線を見るようでドキドキしました。ご提供くださったご家族の協力に厚く感謝したく存じます。

2階の展示室で見た映像からは、丹下先生の言葉があふれ出ます。

「美しいものだけが機能的である」

「伝統を否定し、変革し、伝統を正しく受け継ぐ」

「石を眺め中世を思うように、コンクリートは現代の感動を呼び覚ますだろう」

東北大震災から4年のきょう、この展覧会を見る意義の大きさを感じるのでした。

150311

4 responses to “建築家の視線の先”

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