芸術のための芸術

「ホイッスラー展」横浜美術館。

「音楽は音の詩であるように、絵画は視覚の詩である。 そして、主題は音や色彩のハーモニーとは何のかかわりもないのである」
ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの言葉です。

ホイッスラー(1834-1903)は、アメリカ・マサチューセッツ州に生まれ、幼少期をロシアで過ごし、21歳で画家を志しパリに渡りました。そこで運命の画家・ギュスターヴ・クールベと出会い、以後作品にはクールベの影響が色濃く表れます。

そして、冒頭の言葉のように、絵画の音楽性を目指し、1865年以降の「シンフォニー」「ハーモニー」「ノクターン」といったタイトルの作品に表れていきます。そして、同時代の潮流であるレアリスム、ラファエロ前派、古典主義、象徴主義、ジャポニズムなど、さまざまな要素を取り入れて、唯美主義者として独特のスタイルを確立します。また、ロートレックがそうしたように、彼もイニシャルで蝶の形の花押を作り、作品に落款のように書き入れていきます。

最終日とあって、美術館には雨にもかかわらず大勢の人がいらしていました。ヴィクトリア朝の英国で、新たな絵画の潮流を打ち立てた画家を思いながら、横浜の友人Sさんと、美術館のCAFEで熱いミルクティーに一息つきました。黄昏迫る広場にはイルミネーションが光を増し、激しくなる雨足に濡れた石畳の上に映り込み、滲みだしていました。

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3 responses to “芸術のための芸術”

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