雪の日のメディテーション

「さわ ひらき 展」東京オペラシティアートギャラリー。

さわひらきさんの作品を初めて見たのは、横浜トリエンナーレだったと思います。日常空間のなかを飛び交うおもちゃの飛行機が何ともシュールで、心が騒ぎました。その映像にインスパイアされ、シャボン玉が部屋にやってくるという童話を書いて、ある公募展に応募したこともあります。

さわ(1977〜)は石川県に生まれ、ロンドンの美大を卒業後、いまもロンドンを拠点に活躍しています。日常空間を夢幻に変える見事な映像美は、一度体験したら忘れられない感動に溢れています。

細い迷路のような通路を抜け、最初の部屋は「UNDER the  BOX  箱の下」。

記憶を失った友人の存在からイメージされた映像で、イサム・ノグチに似たひとりの男性が独房のような部屋でレコードを聴きながら、記憶をたぐり寄せている様が延延と描かれていました。

次の部屋は「Behind the Radiator/Plumbing  ラジエーターの後/配管」

懐かしの飛行機の映像にここで邂逅。さわのロンドンのスタジオを思わせるスペースに、飛行機が飛び交い、木馬が揺れ、それは別の領域の接点が身の回りにあることを表現しているらしいのですが、私には物語『青い鳥』の魔法の世界が彷彿され、なんとも甘味な夢の世界にいるようで、まさに白日夢・・・でした。

3番目の部屋は「Beyond the Bounds  境界線の向こう側」

スコットランドの古い天文台で撮影されたという新作で、プラネタリウムのようなドーム状のスクリーンに空や星、抽象的なものが投影され魅惑的でした。壁にはオーロラのようなものも降りてきていました。

さわの作品は領域というものについて考えさせてくれ、同時に誰の心にも存在する不思議を信じる心を蘇らせてくれ、多くの人を惹き付けてやまないのでしょう。降りしきる雪のなか、不思議の国に迷い込んだようなひとときを体験しました。

160214

4 responses to “雪の日のメディテーション”

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