十三夜の李白

目醒めて、秋気澄む季節の訪れを感じた朝、かねてより伺ってみたかった伝説のカフェへ行くことを決心。         

それは「茶房 李白」。

奈良倶楽部のTさんが2年程前ブログに書かれたときから気になりつつ、最近読んだ樋口可南子さんの本のなかにも紹介され、背中を押されました。

場所は経堂。閑静な住宅地の一角、スズラン通りを曲がったところに現われる旧き良き時代の韓国の民家。

秋風に揺れる白い暖簾を潜り、扉を空けると、そこには静謐な時の流れが閉じ込められたような、まさに李朝の閑雅な世界が広がり、静かに感動。スリッパに履き替えて窓際の席へ。

バンダチの上の大きな李朝白磁壷、青磁の梅瓶、ソッテという木彫りの鳥、壁には民画が掛けられ、壷には野草がさり気なく生けられています。時計の音とともに流れる韓国の楽器へグムのCD。窓から射す白い光に、オーダーしたお茶とスゥイーツが際立ちます。

寡黙そうなご主人でしたが、言葉を交わすうちに陶磁器やいろいろな雑誌を見せて下さったり、さらに奥のお部屋も案内して下さいました。奥には10畳ほどの広間と小間があり、小箪笥、膳などの調度が並び、白い座布団、実を落とした枝が生けられた大壺、繊細な桟の構成が面白い李朝の建具に貼られた白い韓紙の窓が美しい陰影を創っていました。

設計もご主人が手がけたというこだわりの家は、すべてにご主人のなみなみならぬ韓国への敬慕がちりばめられています。

他のお客様が帰られた後、ご主人をひとり残して帰るのが偲び難くなり、窓から夕暮れの光が移ろう庭の草木を眺め、柱時計の音をただ聴いていました。帰る時、振り返ると扉を閉めるまでずっと見送って下さるご主人がいました。

・色なき風李朝の壷にちる光

・李白去り喧噪の駅へ十三夜 遊子

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4 responses to “十三夜の李白”

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