梅仕事の愉悦

主をなくした実家の庭はちょっとしたジャングル状態。特に竹と梅の木の成長振りには驚くばかりです。いま、梅の実はたわわに実り、夜間はそれがテラスの屋根に落下する音で何度も起こされる程。

幼いころは、毎年祖母と母とで梅干しを作るため梅の天日干をしていました。何枚もの大きな笊にいっぱいの梅を敷き詰め、天日に当てるのですが、甘酸っぱい良い香りが庭中に溢れました。以前、夏に京都の天満宮に詣でた際、やはり境内の梅の天日干しをしていて、同じ香りに郷愁に誘われたことを思い出します。

天日干しは、度々突然の雨に大慌てするのですが、そんなときは私も梅をテラスの下や廊下に取り込む手伝いをさせられました。美味しいと大評判の梅干を苦手だった私は、母が作る梅ジュースの方が楽しみで、夏の間は毎朝それを呑んでいました。それさえ呑めば暑さに負けないような、何と言っても身体が浄化されるようなパワーを梅は持っているような気がしてなりません。

さて、大豊作の今年の梅をこのまま腐らせてしまうのは流石に偲び難く、本日一念発起して梅採りにトライ。虫に刺されないよう完全防備をして、脚立に乗って直接枝から採りましたが、わずかな間に200個くらいが集まり悦に入ります。

余談ながら、塀の外から脚立で裏庭を見下ろしたとき、そこは一面のドクダミの白い海。そのなかに真っ青な紫陽花が咲き乱れ。その鮮やかさと言ったら・・・。先日、展覧会に伺った高橋氏がドクダミが好きだとおっしゃっていましたが、見せたいくらいの美しさでした。

集めた梅は綺麗な粒だけ選りすぐり、ご近所へ配り、自分も持ち帰りました。今年は私も梅ジュース作りに初挑戦します。俳句の世界では、これを梅仕事と言い季語にもなっています。

・青梅の香りに偲ぶやさしひ手

120621

3 responses to “梅仕事の愉悦”

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